Q6 : 人工木製品の原材料、耐用年数、素材の色について教えてもらえますか?
人工木は、木粉とポリプロピレン樹脂(PP)を混ぜ合わせたものです。
比率は「木粉:約55%+樹脂:約40%」で、ほかに顔料分、添加剤を含みます。
顔料、添加剤とも通常の樹脂に含まれているものと同じものです。したがって、人工木とは広義には樹脂製品ということになります。
高さを調整するのに、一部を土に埋めても腐らないでしょうか?
人工木は長い間水に浸けておくと膨潤する性質があります。
雨水が流れる状況であれば問題ないのですが、土に埋めている部分に長期間水が溜まりっぱなしの状態ですと、樹脂自体が緩んできたり反りが発生する恐れがあります。
耐用年数は何年くらい期待できますか?
人工木の耐用は15年程度といわれています。
土に触れる部分の状況により大きく変化しますが、8年経過時点では何ら異常は発生していませんので、このくらいは持つとお考えいただければと思います。
人工木製品自体は色を着色しているのでしょうか?
人工木は樹脂自体が着色されていますから、仮に削ったり切ったりしても同じ色が現れます。
以上になります。ご検討よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
Q7 : ラティスポストを使用して、人工木材をフェンスみたいに立てる時、下が土の場合とコンクリートの場合は、ほかに止め具等が必要ですか?
ラティスポストを垂直に立てる際には、一般的には設置場所に適した金具が必要となります。
■ 土面に立てる場合は、「土中用ポール固定金具60ミリ用」を使います。
■ コンクリート面に立てる場合は、「平地用ポール固定金具60ミリ用」を使います。
土面の場合は、木づちなどで強く叩き込む必要があり、コンクリート面の場合は、ネジの代わりに「コンクリートアンカー」という特殊なネジを使います。(ホームセンターさんにございます。)
また、注意点としましては1800ミリの長さの人工木材を使用される場合、ポストを1800ミリ間隔でそのまま人工木材を横に貼ると、木材がしなってしまうため強風時ポストが支え切れない恐れがあります。
この場合、ポストを3本立てて1800ミリの人工木材を半分に切り、900ミリピッチ(間隔)で取り付けていただければ安心です。
以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
Q8 : 人工木材はペンキ塗れるのですか?ペンキがはがれやすいとかありますか?
人工木の塗装についてですが、実際にお客様が塗装されたケースがございます。
半年経過して、特に問題は発生していないようですが、人工木は樹脂にポリプロピレン(PP)を使用しており、基本的には塗料が科学的密着はしません。従って私どもとしてはお勧めしておりません。
ただし、人工木は木の風合いを出すため表面を研磨加工しているため、塗料の「のり」がよく、物理的に密着しているものと思われます。
本来なら塗装しても剥がれやすいはずなのですが、写真のように実際には塗装されている方が結構おられることを考えると、特に問題ないのかもしれません。
歯切れが悪いのですが、立場上こういう言い方となってしまいます。申し訳ございません。
もしお時間がございましたら、人工木の無料サンプルを実際に塗装し、ご検討されてみてはいかがでしょうか。
また、私どもでは樹脂への密着を最大限に考慮した人工木ラティスのホワイト塗装も承っております。
完全オーダーメイド製作となり少々お時間をいただきますが、併せてご検討いただければと思います。ありがとうございました。
Q9 : ベランダの手摺りに人工木ラティス1590を目隠しとして付けたいのですが、耐えられる重さか心配です。
お問い合わせありがとうございます。「人工木ラティス 1590」の重量ですが、約7kgございます。
私どものホームページ内に、お客様宅での設置写真のコーナーがありますが、いくつかはベランダへ人工木ラティスを設置しています。
通常、人がもたれても安全なフェンス(手摺り)ですから、ラティスくらいでは問題は無いと考えます。
設置の方法として簡単且つ確実なのは、結束バンドで留める方法です。これだと作業も楽に出来ると思います。
ただ、人工木ラティスを女性お一人で取り付けるのはやはり重いこともあり難航するかも知れません。男性お一人か女性でもお二人いれば大丈夫だと思います。
ではご検討よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
Q10 : 人工木ラティスを支柱との間に横にして付けたいのですが、耐久的に問題ないでしょうか?
お問い合わせありがとうございます。
1200×900程度の横向きでしたらさして問題は出ませんが、1500×900、あるいは1800×900のラティスを横長に取り付けをするということは、支柱間のピッチが長くなるため、あまりお勧めしておりません。
強風時にラティスが支柱から外れてしまう恐れがあるからです。特に台風時には危険が伴う場合もあります。
ただし以下の対策を施して頂くことにより可能となる場合がございます。
■支柱間の中間にもう1本支柱を立てて、ラティスの中間部に固定します。事実上900ミリピッチとして頂くことになります。
■ラティスの下側に支柱用の人工木ポストを支柱間に横向きに取り付け、その上にラティスを乗せるように取り付けます。ラティスと横向きの支柱はビス等で固定します。
このようにしていただけることで、ラティスがより安定しますので、1800×900を横向きに取り付けされる場合は、補強されることをおすすめしております。
以上になります。ご検討よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
Q11 : 60角の人工木の柱で8mmの人工木の板を支える事は出来るでしょうか?もう少し太い柱でないと、支えれないでしょうか?
お問い合わせありがとうございます。
フェンスの製作についてですが、私どものホームページ内で紹介させて頂いているフェンスは、60角の人工木ポストに8mmの人工木の板を貼り付けています。
【重要】ただしポストのピッチ(ポストの間隔)は900ミリ以下にしています。これは、8ミリと薄いために、これ以上広く取るとしなりが出てきてしまうからです。
従ってピッチは900ミリ以下で設計をお願いできればと思います。
また、60角の人工木ポストは中空(板厚=8ミリ程度)ですから、板材を取り付ける際にビスが効きにくくなる恐れがあります。
このため、私どもでは芯棒として約40ミリ角の板の棒材を入れています。
回答は以上になります。ではご検討よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
Q12 : 人工木ホワイト(ラティス&支柱)とホワイト塗装(ラティス&支柱)の違いについて教えて下さい。
お問い合わせありがとうございます。ご質問に回答をさせて頂きます。
当店では2種類の人工木ホワイトラティスを販売しておりますが、それぞれの特徴についてお答え致します。
まず、(人工木ホワイトラティス)と(ホワイト塗装ラティス)は同じ人工木製の商品となり、共に経年変化にたいへん強い素材となっています。
質感については、人工木ホワイトラティスは木の風合いを出すために表面を粗し加工しているため、木ならではのザラっとした肌触りでマットな仕上がりとなっています。
また、ホワイト塗装ラティスはポリプロピレン用の下塗り材に2液型のウレタン塗料を上塗りしているため、ツルッとした肌触りで艶があります。
施工性については、人工木ホワイトラティスは表面が加工されていることから手垢などが付きやすいという問題がありますが、例えば金具の埋め込みなど基礎の設置で汚れやすい作業では古い手袋を使用し、支柱やラティスを取り付ける時には新しい手袋を使用して取り付けていただくことで満足のいく仕上がりとなります。
■こちらが上記の流れで取り付けた人工木ホワイトラティス設置例です。↓
→ 【No.157 お庭への人工木ホワイトラティス(L型)設置例】
一方、ホワイト塗装ラティスは表面が平滑になっていることから、汚れや手垢が付きにくいという特徴があります。
ラティスの表面に白の塗料がきれいに塗膜を形成しているところから、水がしみこまないのはもちろん、汚れが付いてもすぐに拭き取れば残ることもありません。
■こちらが人工木ホワイト塗装ラティスを使用して設置した写真です。
→ 【No.108 ホワイト塗装人工木ラティスの取り付け】
表面加工の違いにより取り付けで多少気を遣う工程もありますが、実際に両方のラティス設置の仕上がりを見た感想としては、白のラティスフェンスはとても素敵です。
白色がお庭に加わることで周囲全体が明るくなり、見た目的にも爽やかな印象を与えてくれます。
回答は以上になりますが、これからホワイトをお庭に取り入れたいとお考えのお客様はぜひご参考にしていただければと思います。
ありがとうございました。